砂が少ない場合は「ハンドアップ」かつインから緩やかに【藤田寛之アプローチのレシピ#19/硬いバンカーショット】
グリーン周りの名手・藤田寛之によるアプローチレッスン連載。ライ、グリーン、ピンポジなどあらゆる状況下でのアプローチの打ち方や考え方を、それぞれ細かく解説してもらう。19回目は「砂が少ない硬いバンカーの打ち方」について。
1.まずは砂の量を見極める
バウンスを使えないような砂が少ない状況は、我々プロゴルファーでも非常に難しいです。フローリングの上で打つようなイメージになるので、バウンスが弾かれすぎて、トップしてボールが前に飛びやすくなります。アドレスで足を砂に埋めた際に、硬い部分にすぐ当たる場合は砂が少ないと判断してください。
2.なるべく内側から入れる
基本的なバンカーショットは、クラブを外から入れる打ち方です。ですが、砂が少ない場合はクラブを外から入れてヘッドが鋭角に入ってくると、バウンスが弾かれやすいものです。クラブはなるべく内側方向から下ろしてきて、ヘッドを緩やかに入れることをおすすめします。
3.ハンドアップで構える
また、ハンドダウンだとクラブが縦振りになりやすく、インパクトが強くなりやすいので、ハンドアップで構えるようにしましょう。さらにノーコックだと軌道も緩やかになりやすいので、ノーコック&ハンドアップを心がけましょう。
4.オーバーした時の状況を考えておく
とはいえ、ミスが出やすくオーバーしやすいので、グリーンを越えた奥の状況を確認しておくといいでしょう。入れてはいけないハザードがあれば、その方向に打たないようなマネジメントも必要です。
最後にレシピのご紹介
・足を軽く埋めて砂の量を判断する
・内側からクラブを下ろしてヘッドを緩やかに
・ハンドアップでノーコック
・オーバーしやすいので、次の1打を考えて狙いを決める
藤田寛之 プロフィール
1969年、福岡県生まれ。専修大を経て92年にプロ入り。日本男子ツアーで20代で1勝、30代で5勝、40代で12勝を挙げた“中年の星”。2012年に年間4勝をマークし43歳で賞金王に輝く。シニア入り後は23年「日本シニアオープン」で優勝。24年「全米シニアオープン」ではリチャード・ブランドとのプレーオフで惜敗した。25年は主戦場を米国に移しPGAツアー・チャンピオンズで活躍した。小技の上手さはツアープロの間でも評判。