右足かかとを浮かせてカット打ち【藤田寛之アプローチのレシピ#9/左足下がりのショートサイド】

グリーン周りの名手・藤田寛之によるアプローチレッスン新連載。ライ、グリーン、ピンポジなどあらゆる状況下でのアプローチの打ち方や考え方を、それぞれ細かく解説してもらう。9回目は「左足下がりのショートサイド」。

1.ボールを上げて山のてっぺんに落とす

右足かかとを浮かせてカット打ち【藤田寛之アプローチのレシピ#9/左足下がりのショートサイド】
左軸でカットに打って球を上げる

ボールを上げたい状況。マウンドのてっぺんにキャリーさせて、転がして寄せたいところです。ボールを上げて勢いを弱め、カラーの辺りにキャリーさせる。左足下がりの状況では下から上げることはできないので、ボールをカットに切るイメージで打ちます。

2.右足のかかとを浮かせる

右足かかとを浮かせてカット打ち【藤田寛之アプローチのレシピ#9/左足下がりのショートサイド】
右足を浮かせて左足体重に

左足下がりがきつい場合は、右足のかかとを浮かせます。そうすることで左軸になるので、最下点が安定します。あとはバンカーショットに近いイメージでカットにスイングするといいでしょう。ヘッドスピードを上げながら打ってください。

3.ショートよりオーバーが〇

右足かかとを浮かせてカット打ち【藤田寛之アプローチのレシピ#9/左足下がりのショートサイド】
マウンドのてっぺんに落としてピンをオーバーしてもOK

ピンを狙い過ぎて手前のラフに止まるのが最悪のケース。ピンをオーバーしてもいいので、ショートだけは避けるようなマネジメントを心がけて下さい。上げられないと判断したら、手前の土手に当てて転がすパターンも考えてみてください。

最後にレシピの紹介です。

右足かかとを浮かせてカット打ち【藤田寛之アプローチのレシピ#9/左足下がりのショートサイド】

左足下がりのショートサイド

・ボールをカットに打つ
・右足のかかとを浮かせて左足軸に
・バンカーショットに近いイメージ
・ショートするよりオーバーが吉
・上げられないなら、手前のラフから転がすのがいい

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藤田寛之 プロフィール

1969年、福岡県生まれ。専修大を経て92年にプロ入り。日本男子ツアーで20代で1勝、30代で5勝、40代で12勝を挙げた“中年の星”。2012年に年間4勝をマークし43歳で賞金王に輝く。シニア入り後は23年「日本シニアオープン」で優勝。24年「全米シニアオープン」ではリチャード・ブランドとのプレーオフで惜敗した。25年から主戦場を米国に移しPGAツアー・チャンピオンズで活躍中。小技の上手さはツアープロの間でも評判。

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