絶体絶命のピンチ!「薄い芝のバンカー越え」の答えとは【藤田寛之アプローチのレシピ#15/冬芝から上げる】
グリーン周りの名手・藤田寛之によるアプローチレッスン新連載。ライ、グリーン、ピンポジなどあらゆる状況下でのアプローチの打ち方や考え方を、それぞれ細かく解説してもらう。15回目は「冬の薄い芝で球を上げるアプローチ」。
1.「バンカーのように打つ」は選択肢のひとつ
バンカーのそばの芝は薄く、砂もまじって、自分でもどうしたらいいかわからないぐらい難しい状況です。ここではバンカーショットをするのもひとつ。硬いバンカーからの打ち方と似ています。少しハンドアップ、かつノーコック気味で砂を打つように振ります。
2.おすすめは「ボールの近くに立って打つ」
ボールの近くに立って、払って打つやり方がおすすめです。ハンドダウンにして打ち込むと、ボールも強くなり、バンカーはクリアしてもピンには寄りません。ヒールが浮くぐらいボールの近くに立って、トウ側でボールをとらえます。芯を外してトウで打つことで、ボールの勢いを無くして早く止めることができます。
3.自らすくいにいかないこと
アドレスの時点でヒールを浮かせていて球は上がる状況なので、自分からすくってはいけません。ノーコックでパターを振っている感覚で打ってほしい。必要以上にソールが当たらないので、刺さりにくい。当たったり、当たらなかったりがないので、最悪のミス(ダフってバンカーイン)も出にくいと思います。
最後にレシピのご紹介
・バンカーのように打つorヒールを浮かせて打つ
・おすすめはヒールが浮くぐらいボールの近くに立つ
・芯を外してトウで打つ
・ボールにブレーキがかかる
・自らすくい打ちせずパターを振る感覚
藤田寛之 プロフィール
1969年、福岡県生まれ。専修大を経て92年にプロ入り。日本男子ツアーで20代で1勝、30代で5勝、40代で12勝を挙げた“中年の星”。2012年に年間4勝をマークし43歳で賞金王に輝く。シニア入り後は23年「日本シニアオープン」で優勝。24年「全米シニアオープン」ではリチャード・ブランドとのプレーオフで惜敗した。25年から主戦場を米国に移しPGAツアー・チャンピオンズで活躍中。小技の上手さはツアープロの間でも評判。