女子プロレスキュー!

パットの距離感、投げるイメージだと何で良いの? 臼井麗香

2019/08/07 05:00

「脱3パット」をレスキュー♪

レッスン誌でもよく見かける「投げるイメージ」の利点とは…?

【アマチュアゴルファーXさんの悩み】
「距離感が合わず3パットを連発してしまいます…。10m以上のパットで2パット圏内に寄せるにはどうすれば良いですか?」

臼井麗香のレスキュー回答】
3パットを減らすためには、ボールを投げる感覚で距離をイメージすることが良いと考えています。理由はボールが転がるスピード感をより具体的に把握しやすいからです。

1. 空間で距離をとらえられる

「ボールを打つ前に投げるイメージを強くもつ」という臼井

ロングパットが合わせにくいのは、打ち出しからカップまで、すべてボールを転がさないといけないからです。人は平面で距離をとらえるより、立体的に空間でとらえるほうが合わせやすいと考えています。

2. アプローチと同じ感覚で打てる

グリーンの速さでキャリー:ランの比率も変わってくる

投げるイメージをもつと、アプローチのようにキャリーとランでイメージすることができます。転がりの速い出だしをキャリー、後半から勢いのない状態をラン。これで実際は平面に転がるパットでも、より空間的に距離をとらえることができます。

3. 距離によって前傾角度を変える

ショートパット(画像右)では、方向性重視のため前傾を深めに…

またイメージ通りにボールを転がすためには、距離に応じてアドレスで前傾角度を変えるようにしています。10m以上のロングパットなら前傾角度を浅めにして、視点をなるべく高くすることでカップまでの状況を把握しやすくしているのです。

【今回のまとめ】投げるイメージで3パット撲滅

・投げるイメージだと、空間で距離をとらえられる。
・投げるイメージだと、アプローチと同じ感覚で打てる。
・距離に応じて前傾角度を変える。

取材協力/皐月ゴルフ倶楽部鹿沼コース

■ 臼井麗香(うすい・れいか) プロフィール

1998年12月7日、栃木県生まれ。祖父の影響で9歳からゴルフを始め、小学6年生の時に「世界ジュニア」日本代表に選出。2018年のプロテストに合格し、推薦枠から出場した今季3月「アクサレディス」にて、最終日最終組で回り6位タイに。リランキング上位者として後半戦の活躍にも期待がかかる。

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