ユーティリティで引っかけるのはなぜ? 野田すみれ
「ユーティリティでの“脱引っかけ”」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーHさんの悩み】
「ユーティリティ(以下UT)でいつも引っかけのミスが出てしまいます…。その理由と対処法を教えてください」
【野田すみれのレスキュー回答】
ドライバーやフェアウェイウッドよりロフト角があり、クラブの長さも短いUTでは、基本的にボールのつかまりが良く、やさしく打つことができます。一方でそのやさしさを理解せずに振りにいくと、引っかけのミスが起こりやすいクラブでもあります。
1. フェースはやや開く
ギリギリの距離をきっちり打ちたい時や、ロングホールの2、3打目で距離を稼ぎたい時など、強い球をイメージした時に引っかけは頻出します。原因はスイング中に力みが入り、インパクトでフェースがかぶることにあるからです。
2. オープンスタンスで構える
もともとボールがつかまりやすい構造になっているUTでは、フェースが被らないように準備しておくことが重要です。構える際はフェースをやや開き、スタンスをオープンにして構えます。
3. カットに振り抜く
弾道のイメージはフェード系で、カット軌道にクラブを動かします。オープンに構えたスタンス向きに沿って、ヘッドを滑らせていくイメージです。フォローでは無理にフェースは返さず、体の回転で最後まで振り抜きましょう♪
【今回のまとめ】UTはフェース管理が重要
・フェースはやや開く。
・オープンスタンスで構える。
・カットに振り抜く。
取材協力/カメリアヒルズカントリークラブ

野田すみれ(のだ・すみれ) プロフィール
1999年2月8日生まれ、東京都出身。4歳からゴルフをはじめ、世界ジュニアの日本代表を3度経験。2017年にはフィリピン プロゴルフ協会のティーチングプロ資格を取得。現在、日本女子大学に通いながら、今季プロテスト合格を目指し日々トレーニングを行っている。