女子プロレスキュー!

ライン出しは通常ショットと何が違う? 野田すみれ

2019/09/04 05:00

「アイアンの方向性」をレスキュー♪

ライン出し(画像右)の場合、ボール位置はやや右足寄り

【アマチュアゴルファーYさんの悩み】
「プロのようなボールの高さを抑えてラインを出すショットが打ちたいです。ポイントを教えてください」

【野田すみれのレスキュー回答】
ライン出しのショットは、フェース管理がとても重要です。しっかりスクエアに、ややロフトを立ててインパクトさせることで、程よく高さを抑えつつ直進性の良い弾道になります。

1. フェースを被せておく

ボールを右足寄りに置けば自然とフェースは被る

アドレスした際には、若干フェースを被せて構えます。理由はハンドファーストでボールをとらえるため、手がボールより前(飛球線方向)に出ることで、フェースが開いたままインパクトしやすいからです。

2. 腰から腰までのイメージで振る

ショートアイアンでは振り幅を小さくしても飛距離は極端に落ちない

スイングは腰から腰までのイメージで大きくは振りません。スイング中はフェース面を常に意識して、フェースがどこを向いているか分からなくなるほど、振り上げる必要はありません。

3. フェース面をストレートに保つ

アドレスでフェースを被せておくからこそ、このフォローがとれる

インパクトではフェース面をなるべくターゲットに向けたまま、すぐには返さないイメージで振っていきます。インパクトでボールを押し出し、フォローを長くとる感覚です。またロフトを立たせてボールに当てるので、通常ショットより飛距離が出る分、番手を変える必要はありませんよ♪

【今回のまとめ】通常ショットとの違いはフェース管理

フェースは事前に被せておく。
腰から腰までのイメージで振る。
・なるべくフェース面をストレートに保つ。

取材協力/カメリアヒルズカントリークラブ

■ 野田すみれ(のだ・すみれ) プロフィール

1999年2月8日生まれ、東京都出身。4歳からゴルフをはじめ、世界ジュニアの日本代表を3度経験。2017年にはフィリピン プロゴルフ協会のティーチングプロ資格を取得。現在、日本女子大学に通いながら、今季プロテスト合格を目指し日々トレーニングを行っている。

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