ピッチ&ランでのちょい足しアドレス術 熊谷かほ
「アプローチの寄せワン率アップ」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーDさんの悩み】
「アプローチが苦手です。簡単に距離や高さを打ち分ける方法はありますか?」
【熊谷かほのレスキュー回答】
アプローチは複雑に考えれば考えるほど、ミスを引き起こしてしまうものです。なるべくシンプルに考えられるように、キャリーとランを半分ほど出して寄せるピッチ&ランがおすすめ! 打ち方は変えず、クラブ選びやアドレスのちょっとした違いで、打ち分けられるようにしましょう。
1. 52度と58度を使い分ける
ピッチ&ランを打つ際は、52度と58度のウェッジを使い分けます。エッジからピンまでの距離が長い場合は52度、短い場合は58度を選択。打ち方は一切変えず、ロフト角の違いのみで距離を打ち分ける考え方のほうが、ミスを軽減できます。
2. 事前にインパクトの形をつくっておく
52度でも58度でも、アドレス時にインパクトの形をつくっておくことがポイントです。左6:右4の体重配分で、手元はややハンドファースト。左側に置いた体の軸を中心に上体が回転するように、手とクラブの一体感をもって振っていきます。
3. フェースを被せる or 自分が回り込む
52度で転がしたい時には、フェースを少し被せることがポイントです。インパクトで多少当たりが薄くなったとしても、強い出球で低く飛び出すことができます。
58度で高さを出したい時には、まずフェースを開き、その後ボールを中心に自分が回り込みます。フェースが目標方向へスクエアになるまで回り込みましょう。
基本的なピッチ&ランの打ち方に、今回のちょっとしたポイントを付け足すと、よりミスの確率を減らすことができますよ♪
【今回のまとめ】“ちょい足し”な3項目!
・52度と58度のウェッジを使い分ける。
・アドレスでインパクトの形をつくっておく。
・フェースを被せる or 自分が回り込む。
取材協力/ウッドストックカントリークラブ
■ 熊谷かほ(くまがい・かほ) プロフィール
1995年生まれ、山梨県出身。小学1年生でフィギュアスケートを始め、6年生の時から本格的にゴルフを開始。高校卒業後、2016年に3度目の挑戦でプロテスト合格。遠征先ではサウナに入ってリフレッシュするのがルーティン。20年シーズンの目標はステップアップツアー優勝。
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