身長157cmでも377ydを飛ばせるグリップの握り方 押尾紗樹
驚異の300yd超え! 話題のドラコン女子が登場
身長157cmと平均的な体形ながら、日本プロドラコン協会(JPDA)の大会にて377ydを記録した押尾紗樹プロが登場! なぜそれほどボールを遠くへ飛ばすことができるのか!? クラブの握り方から力の入れ方まで徹底解説。飛ばしのエッセンスを学び、あなたも人生史上最長飛距離を目指そう。
「飛距離アップにつながるグリップ」をレスキュー!
【アマチュアゴルファーAさんの悩み】
「飛距離を伸ばしたいのですが、クラブをどのくらいの力感で握れば良いかが分かりません。ドラコンプロはどのくらいの強さで握っているのですか?」
【押尾紗樹のレスキュー回答】
私は力量をMAX「10」で考えた場合、グリップの強さは「1」と考えています。そのくらいユルユルに握らないと、ヘッドの動く割合が減少してしまい、ヘッドスピードを上げにくいからです。
1. 抜け落ちるギリギリ手前の力感で握る
力の入れ具合は、垂直に立てて握ったクラブが抜け落ちないギリギリ手前の加減で握ります。緩すぎるでは?と思われがちですが、このくらいの力量だからこそ、ヘッドがより大きな軌道を描き、遠心力は増し、ヘッドスピードが上がるのです。
2. クラブを持ち上げるのに握力は不要
少し重めのペンを持ち上げる際、指先に特別な力を入れなくても、ペンをスッと持ち上げることができます。それと同じく、クラブも握っている手の握力はそれほど必要なく、全身で持ち上げていくことが自然な動きなのです。
3. フィンガーグリップで握る
飛距離アップにつなげるには、パーム(手のひら)ではなく指先(フィンガー)で握ることをおすすめします。フィンガーはインパクト時にヘッドが動きやすく、指先に引っかけて握ることで、力量が小さくてもヘッドを速く動かすことができます。
【今回のまとめ】力量1&フィンガーで握る♪
・抜け落ちるギリギリ手前の力感で握る。
・クラブを持ち上げるのに握力は不要。
・フィンガーグリップで握る。
取材協力/こだまゴルフクラブ
■ 押尾紗樹(おしお・さき) プロフィール
1993年生まれ、埼玉県出身。7歳からゴルフを始め、2018年から日本プロドラコン協会(JPDA)の大会に参戦。19年はドラコン日本一決定戦のアキュラシードライブ(レディース)で優勝。最長記録は377yd。ドラコンプロの活動を続けつつ、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテスト合格も目指している。
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