女子プロレスキュー!

飛ばしにベストなティの高さとは? 押尾紗樹

2020/09/30 05:00

「飛距離アップのためのティの高さ」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーJさんの悩み】
「ティアップをする際、ティの高さが気になります。飛距離を稼ぐには、どのくらいの高さが良いのでしょうか?」

【押尾紗樹のレスキュー回答】
飛ばしを意識するのであれば、適度な高さが出て、スピン量を最小限に抑えるアッパー軌道でボールをとらえることが最適です。ボールはクラブの最下点よりあと(フォロー側)に位置していることがベストだと考えます。

1. ティは高いほうがベスト

左は理想的なアッパー軌道、右はレベル(平ら)軌道

アッパー軌道で振るには、ティは高いほうがベストです。後方から見て、ソールしたヘッドよりボールの頭が4分の3ほど出る高さがベスト。ボール位置は左胸の前。これより左でも右でも、適度なアッパー軌道が行えなくなってしまいます。

2. 点ではなくゾーンでとらえる

レッスンでよく言われる「点ではなく線」は飛ばしにも有効

ここで注意したいのが、テンプラやダフリのミスです。ティを高くすることで、ボールをヒットしにくく、ミスが出やすくなってしまいます。そこでインパクトのイメージとしては、ボールを点ではなく線(ゾーン)でとらえることが求められます。

3. 点の意識だとフェース上下のミスヒットに

上めの要因はアドレス時の傾き、下めの要因はインパクト時のひじの引き

点で意識してしまうと、アドレス時に体がボール方向に傾きやすくなったり、インパクトでひじを引きやすくなってしまいます。それぞれフェースの上側、下側に当たるミスヒットに。ティは高めがおすすめですが、ボールはゾーンでとらえましょう♪

【今回のまとめ】アッパー軌道で飛ばしティ♪

「この位置が私のベストなティアップです」

・ティは高いほうがベスト。
・点ではなくゾーンでとらえる。
・点の意識だとフェース上下のミスヒットに。

取材協力/こだまゴルフクラブ

■ 押尾紗樹(おしお・さき) プロフィール

1993年生まれ、埼玉県出身。7歳からゴルフを始め、2018年から日本プロドラコン協会(JPDA)の大会に参戦。19年はドラコン日本一決定戦のアキュラシードライブ(レディース)で優勝。最長記録は377yd。ドラコンプロの活動を続けつつ、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテスト合格も目指している。

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