女子プロレスキュー!

冬芝でもダフらない!アプローチ攻略法 斉藤愛璃

2021/02/17 05:00

「冬の薄芝でのアプローチ」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーTさんの悩み】
「冬の期間、芝の薄いライからのアプローチが苦手です。うまくボールにコンタクトするにはどうすれば良いですか?」

斉藤愛璃のレスキュー回答】
冬のフェアウェイ上のライは、芝が薄く刈り取られていることが多く、地面と芝で浮いているボールの隙間が少ないことで、ヘッドがかなり手前に入ってしまう危険が高い状況が生まれます。うまくクリーンに当てることよりも、ミスの幅をどれだけ減らせるか。着実に前に進めることが求められます。

1. ヒール側を浮かせて構える

練習時に浮かせる角度の目安をつくっておこう

アドレスでは、パッティング時のように体とボールの距離を近めにします。クラブヘッドのヒール側を浮かせ、ソールの接地する面積を狭くすることで、なるべくヘッドが芝にかかる確率を減らし、ミスショットを最小限に抑えることが目的です。

2. ボールを包み込むイメージ

右手のみ使ってフォローだけで打つ(フェースにボールを乗せる)練習が◎

パターのように振ると、ボールをヒットする確率は上がりますが、薄く当たってしまうケースも多くなります。通常より若干フェースの開閉を長めにとる感覚が重要。インパクトの瞬間、フェースでボールを包み込むようなイメージがおすすめです。

3. キャリー1ydドリルがおすすめ

コツは腹筋に力を入れたまま打つこと

距離感は手先の力量で操作すると、ミスが起こりやすいので、上体の回転を使って振り幅で表現します。効果的な練習法は、キャリー1ydのみを打つドリル。手先を使うと常に1ydを狙って打つことは難しいため、自然と体幹を使う動きが身につきます。

【今回のまとめ】ヒールを浮かせてボールを包み込む

ソールのトウ側だけを芝に滑らせて使うのがミソ♪

ヒール側を浮かせて構える。
・ボールを包み込むイメージ。
キャリー1ydドリルがおすすめ。

取材協力/千葉セントラルゴルフクラブ

■ 斉藤愛璃(さいとう・あいり) プロフィール

1989年生まれ、神奈川県出身。父親の影響で8歳からゴルフを始め、2011年にプロテスト合格。12年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で初優勝。ツアー11戦目での優勝は当時の日本人では最速記録。今季はオフに磨きをかけたショートゲームを武器に、ツアーでの活躍を誓う。程ヶ谷カントリー倶楽部所属。

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