ボールを打ってもスイングは改善しない 上野陽向
「効率の良いスイングチェック」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーGさんの悩み】
「スイングの悪いクセがなかなか直りません。どうすれば、効率よく改善することができますか?」
【上野陽向のレスキュー回答】
現状より上のレベルを目指して、より良いスイングに改善していくことはゴルファー共通の思いです。では、どのように練習をすれば悪いクセを効率よく直せるのか? 私はボールを打たないチェック法をおすすめします。
1. ボールを打つとチェック<結果に
ボールを打ちながらスイングチェックを行うと、どうしてもボールの行方に気を取られ、肝心な体の動かし方やヘッド軌道まで頭が回りません。練習時に本来やらなければならない確認事項は、ボールを打たなくてもチェックが可能です。
2. ヘッド軌道をイメージして反復する
私の課題はバックスイングで、ヘッドをインサイドに上げてしまう点です。クラブが寝て、フェースが開きやすくなることでミスの原因になります。スイングを改善するには、ボールを打たずに、インパクト直前までの動きを反復する練習が効果的です。
3. クラブをゆっくり動かす
スイングチェックは、体とクラブの動きを確認できるスピードでなければ意味がありません。軌道を確認しながらゆっくり行うと、徐々に悪いクセを違和感として把握できるようになります。皆さんもボールなし練習、やってみてください♪
【今回のまとめ】打ちたい気持ちをグッと我慢♪
・ボールを打つとチェック<結果に。
・ヘッド軌道をイメージして反復する。
・クラブをゆっくり動かす。
取材協力/飯能ゴルフクラブ
上野陽向(うえの・ひなた) プロフィール
1998年生まれ、埼玉県出身。小学校の6年間はソフトボールに打ち込み、10歳の頃に父の勧めでクラブを握る。2014年に「埼玉県ジュニアゴルフ選手権」で優勝。今季21年のプロテスト合格を目指し、日々奮闘中。プロ野球好きで、読売ジャイアンツの大ファン。