女子プロレスキュー!

面倒くさがり屋でもできる4つの基本ストレッチ 江口紗代

2021/07/14 05:00

「効率の良いスタート前の準備」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーQさんの悩み】
「久しぶりのラウンドで体が回らず、スライスばかり…。面倒くさがり屋の私でもできる、最低限のストレッチ法はありますか?」

【江口紗代のレスキュー回答】
本来のスイングを取り戻すためとケガを未然に防ぐために、スタート前のストレッチはとても重要です。ただ、できれば時間をかけずに、本当に効き目のあるメニューだけで済ませたいもの。そこで今回は、私が必ず行っている4つの基本的なストレッチ法を紹介します。

1. 背中のストレッチ 猫背はNG

左右30秒ずつ交互に行う。3セットくらいが目安

床に座った状態で片足のみ前に出し、逆の足を曲げながらクロスさせて、ひじで押さえて上体を回します。ポイントは、体を正面に向けたまま胸を張ること。前かがみのまま行うと、捻転ではなく背中を丸めただけになってしまうのでNGです。

2. 肩のストレッチ 体の軸を維持する

少し痛いけれど気持ちのいいところで止める

クラブの両端を持った体勢で、両腕を上げたり下げたり、背中に回して左右に傾けることで、肩のストレッチ効果が期待できます。体の軸はブレないようにキープすると、肩甲骨やわき下の筋が伸びて、スイング時の可動域が広がります。

3. 首のストレッチ 忘れがちだけど重要

上は特に手で押さえなくてもOK 笑(右下)

首を上下左右に傾けたまま、5秒間ストップさせます。手で押さえながら負荷をかけると効果的。ストレッチの中で首を軽視する人が多いようですが、ケガの予防につながるので、首のストレッチも忘れずに行いましょう。

4. ランジ 下半身の筋トレも兼ねる

「ランジ」とは股関節や膝関節の曲げ伸ばしを行うエクササイズ

最後は、背中のストレッチと「ランジ」と呼ばれる下半身のトレーニングをまじえた準備法です。胸の前でクラブを横に抱え、片足を大きく前に踏み出し、逆側の肩を回します。体勢が崩れないように、バランスよくクロスさせましょう。

【今回のまとめ】たったこれだけ!超基本的な4つ

屋内外どこでも可能で ぱぱっとできる厳選4つ

背中のストレッチ 猫背はNG。
のストレッチ 体の軸を維持する。
のストレッチ 忘れがちだけど重要。
ランジ 下半身の筋トレも兼ねる。

■ 江口紗代(えぐち・さよ) プロフィール

1997年生まれ、岡山県出身。父の影響で小学生の頃にゴルフをはじめ、名門・香川西高等学校を卒業。現在はプロテストに挑戦中。身長153㎝と小柄ながら、ドライバーの平均飛距離は230yd以上。得意クラブはパター。BS日テレ「ゴルフサバイバル」や「白金台女子ゴルフ部」に出演して人気急上昇中。

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