女子プロレスキュー!

ショートパットが入る“止め打ち”って何? 佐久間夏美

2021/10/06 05:00

「ショートパットの成功率UP」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーFさんの悩み】
「1mのショートパットの成功率を上げたいです。どのようなことを意識して打てば良いでしょうか?」

【佐久間夏美のレスキュー回答】
ショートパットで最も大切なのは、インパクトの再現性だと思っています。フェースの同じところに、同じ角度でボールをヒットできれば、少し転がりが悪くても1mの距離ならカップインする確率は確実に上がるからです。今回は再現性を高めるおすすめの打ち方をお教えします。

1. ヘッドの動かし方とグリップを見直す

ショットやアプローチにも通ずるフォローを抑えるという理論

再現性を高めるポイントはふたつあります。ひとつは、ヘッドの動く範囲を最小限に収めること。もうひとつは、難しいことは考えずシンプルに、アドレス時の構えをインパクトでも再現できるようにグリップから見直すことです。

2. インパクトでヘッドをピタ止め

フォローを大きく取ると両わきが開いて緩みの原因に

再現性を高めるには、ストロークの振り幅を小さく収めることが重要です。インパクトした直後に、ヘッドをピタッと止めるくらいの感覚。両わきの開きを抑え、インパクトで緩む心配を激減してくれます。

3. クロスハンドがおすすめ

ロフト角が寝ると打ち出しでボールが浮いてしまう(×画像右)

もうひとつのポイントは、ハンドファーストの状態でインパクトすること。ロフト角は立て気味=ハンドファーストに打てれば、ボールは自然と順回転で転がります。アドレス時の手首の角度をキープさせやすいクロスハンドがおすすめです。

【今回のまとめ】打ち方も準備も再現性重視♪

左手が甲側に屈曲するのを防ぐクロスハンドグリップ

ヘッドの動かし方とグリップを見直す。
・インパクトでヘッドをピタ止め
クロスハンドがおすすめ。

取材協力/カレドニアン・ゴルフクラブ

■ 佐久間夏美(さくま・なつみ) プロフィール

1999年生まれ、茨城県出身。プロゴルファーの姉・綾女(あやめ)の影響で9歳からゴルフを始め、現在はプロテスト挑戦中。BS人気番組「ゴルフサバイバル」「白金台女子ゴルフ部」「ゴルフ 天下!たい平」に出演して人気急上昇。趣味はトレーニングの一環として行っているキックボクシング。

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