女子プロレスキュー!

飛んで曲がらないドライバーショットのつくり方 山田彩歩

2021/12/08 05:00

黄金世代の注目ルーキー・山田彩歩が登場!

すでに今季レギュラーツアー参戦も果たした若手注目株

今回からレッスンを担当するのは、1998年度生まれの黄金世代のひとりで、20年度のプロテストに合格した山田彩歩プロ。4度目の挑戦で狭き門を通過し、プロとして新たなスタートを切った彼女が、アベレージゴルファーの悩みをレスキューしてくれる。緻密な思考と鋭い感覚のレッスン内容は必見!

「ティショットの方向性アップ」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーEさんの悩み】
「ティショットが左右に曲がり、スコアを大きく崩してしまいます…。とにかくドライバーショットを安定させたいのですが、どうすれば良いでしょうか?」

山田彩歩のレスキュー回答】
コースに出ると思うようなスイングができず、方向性が悪くなるのはゴルファーの誰もが抱く悩みです。私が考える一番の要因は、手先に頼ったスイングをしていること。下半身や両腕といった大きな動きを意識して、スイングできるように準備することが重要です。

1. アドレスに入る直前にジャンプをする

何度もジャンプする必要はなく一度ポーン!と跳ね上がる

下半身を安定させるには、アドレス時の重心位置がとても重要です。前後左右に偏ることなく、バランスよく立つことが肝心。おすすめの方法は、アドレスの位置で一度ジャンプして両脚を開いた状態で着地をし、そのまま構えることです。

2. 足の裏で地面をつかむ

足の爪で芝を噛むようなイメージ

アドレス以降も、スイング中の重心をキープする必要があります。そのためには、シューズの中で足の五本指を使い、地面をつかむような意識をもつことです。指でしっかり這うような動きをとることで、体が大きく崩れることを防ぎます。

3. 両ひじの間隔を保つ

間隔は人それぞれ。ボールの空気をやや抜いて使うという山田プロ

さらに方向性を上げるには、上半身の動きも大切です。スイング練習用のボールを両ひじで挟み、スイング中に常に正面にボールがあるような動きを習得します。両ひじの間隔が崩れないように、上体の回転を使って振れるように心がけましょう。

【今回のまとめ】手先を使わない3つの意識♪

スイングで意識するのは基本的に下半身

・アドレスに入る直前にジャンプをする。
足の裏で地面をつかむ。
・両ひじの間隔を保つ。

取材協力/鶴舞カントリー倶楽部

■ 山田彩歩(やまだ・さほ) プロフィール

1998年11月18日生まれ、北海道出身。同郷である小祝さくらと同じ黄金世代。2015、16年「北海道高等学校ゴルフ選手権」団体優勝。14、15年「国民体育大会」北海道代表に選出。同期に追いつくため、必死に挑んだ20年度のプロテストに見事合格。ゴールはプロの資格ではなく、ツアーの第一線で戦うことと目標を定めるホープ。優れたコースマネジメント力が持ち味。

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