アイアンが劇的にうまくなる3つの練習法 山田彩歩
「アイアンのミート率アップ」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーEさんの悩み】
「アイアンショットの当たりが薄く、思うように狙った位置につけることができません。どのような練習をすれば良いでしょうか?」
【山田彩歩のレスキュー回答】
アイアンの飛距離と方向性が安定しない理由は、クラブの入射角が一定でないことが挙げられます。私はヘッド軌道において、アッパーブローでもダウンブローでもなく、レベル(平ら)に振ることを意識しています。今回は、そのための練習方法を3つご紹介します。
1. 逆手で打つドリル
ひとつ目は、左右の手を入れ替えて握る、逆手で打つ練習法です。逆手にすることで手先を使いにくくさせ、上体の回転で振る動きを覚えます。左腕が地面と平行の高さになったとき、手元が体の正面にあるかをチェックしてください。
2. スプリットハンドで打つドリル
ふたつ目は、両手の間を広げて握る、スプリットハンドで打つ練習法です。左手でグリップエンド、右手で根元ギリギリを握り、逆手ドリルと同じく手元が体の正面にあるかをチェック。振り幅は小さい動きから始め、徐々に大きくしていきましょう。
3. 高いティアップで打つドリル
最後は、ドライバーと同じ高さでティアップをして、ティに当たらないようにボールを打つ練習法です。体が前に突っ込めばティに当たり、起き上がればトップのミスが出ます。アドレス時の前傾姿勢をキープする意識を強くもちましょう。
【今回のまとめ】常に“手は体の正面”が基本!
・逆手で打つドリル。
・スプリットハンドで打つドリル。
・高いティアップで打つドリル。
取材協力/鶴舞カントリー倶楽部
■ 山田彩歩(やまだ・さほ) プロフィール
1998年11月18日生まれ、北海道出身。同郷である小祝さくらと同じ黄金世代。2015、16年「北海道高等学校ゴルフ選手権」団体優勝。14、15年「国民体育大会」北海道代表に選出。同期に追いつくため、必死に挑んだ20年度のプロテストに見事合格。ゴールはプロの資格ではなく、ツアーの第一線で戦うことと目標を定めるホープ。優れたコースマネジメント力が持ち味。
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