女子プロレスキュー!

素振りでティショットは変わるんだ! 植手桃子

2022/02/23 05:00

注目ルーキー植手桃子プロが登場!

高校時代に先輩の堀琴音に影響を受けたという24歳

今回からレッスンを担当するのは、昨年プロテストに合格したばかりの注目ルーキー・植手桃子プロ。ドライバーからショートアイアンまで、ショット全般が得意という彼女が、スコアに伸び悩むアベレージゴルファーの疑問に答えてくれる。

「飛距離が伸びない悩み」をレスキュー♪

【アベレージゴルファーIさんの悩み】
「ティショットが思うように飛びません。もうひと伸びプラスするには、どのような対処法がありますか?」

植手桃子のレスキュー回答】
飛距離アップに欠かせないのは、大きな動きよりも安定した再現性の高い体の動きです。飛距離をロスしないためには、ボールに力が伝わりやすいスイングを、プレショットルーティンから準備しておくこと。ずばり素振りからイメージを変えることが重要だと考えます。

1. 主な原因は上下動 & 突っ込み

悪い動きを抑えるというより素振りで正しい動きを覚え込ませる考え方

特にアベレージゴルファーで多い傾向が、体の上下動が大きいことと、前(飛球方向)に突っ込んでしまうことです。どちらも飛距離をロスする典型的な要因。自身のミス傾向を把握し、それぞれに適した素振り法を取り入れましょう。

2. 上下動対策→低い位置からの素振り

腕が腰の高さまで来たら切り返すイメージ

上下動が大きいゴルファーには、低いトップ位置からの素振りが効果的。振り幅を大きく取らなくても、左足を踏み込むことでフィニッシュまで振り抜くことができます。手打ちではなく、足を使った力強いスイングが身につきます。

3. 突っ込み対策→目線を遠くに置いた素振り

練習場では前隣の打席レーンを見つめながら

ダウンスイングで体が前に突っ込むゴルファーには、目線を遠くに置いて行う素振りが効果的。目線を遠くに置くことで前傾が起き、上体の回転がスムーズに。軸が左右にブレず、体と手とボールの距離感を保つことにつながります。

【今回のまとめ】ミスの原因を絞って素振り♪

ボールとの距離感を保つのが狙い

・主な原因は上下動 & 突っ込み
・上下動対策→低い位置からの素振り。
・突っ込み対策→目線を遠くに置いた素振り。

取材協力/北六甲カントリー倶楽部東コース

■ 植手桃子(うえて・ももこ) プロフィール

1997年9月10日生まれ、兵庫県神戸市出身。6歳からゴルフを始め、滝川第二高校ゴルフ部時代に先輩・堀琴音を見てプロへの思いが強くなる。5回目のプロテストで合格。2021年「京都レディース」4位に。22年はステップアップツアー複数回優勝&賞金ランク1位を目指す。

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