フィニッシュで3秒止まるメリットは? 植手桃子
「ティショットの方向性アップ」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーIさんの悩み】
「肝心なホールで必ずOB…。ティショットの方向性をアップさせる良い方法はありますか?」
【植手桃子のレスキュー回答】
ミスヒットしてもコース内に最低限ボールが収まるプロや上級者と、アベレージゴルファーの一番の違いは、フィニッシュにあると思っています。プロや上級者の場合、どんなにミスショットをしても、大きくバランスを崩すことはありません。そこで今回は、方向性アップのためのフィニッシュの重要性をお伝えしたいと思います。
1. “3秒ルール”を実行する
方向性をアップさせるおすすめの方法は、練習時でもコースでも必ずフィニッシュで、3秒間動きを止めることを意識してください。止めることができなければ、その日は調子が悪い証拠。スイングの良し悪しをはかるバロメーターになります。
2. ヨロけてしまう原因はふたつ
3秒間フィニッシュが決まらないとき、主な悪い原因はふたつ考えられます。ひとつは、ボールを打ちにいってスイングがインパクトで終わっていること。もうひとつは、インパクト後も体重が右に残り、振り切れていないことです。
3. オーバースイングや軸ブレ矯正につながる
3秒間フィニッシュが取れていれば、バランスよく良い力感でスイングできている証拠です。余分な振り幅で体を動かしていないので、意識しなくてもオーバースイングや軸ブレなどの矯正につながります。
【今回のまとめ】“3秒ルール”はスイング矯正の近道♪
・3秒ルールを実行する。
・ヨロけてしまう原因はふたつ。
・オーバースイングや軸ブレ矯正につながる。
取材協力/北六甲カントリー倶楽部東コース

植手桃子(うえて・ももこ) プロフィール
1997年9月10日生まれ、兵庫県神戸市出身。6歳からゴルフを始め、滝川第二高校ゴルフ部時代に先輩・堀琴音を見てプロへの思いが強くなる。5回目のプロテストで合格。2021年「京都レディース」4位に。22年はステップアップツアー複数回優勝&賞金ランク1位を目指す。