“足を使う”とは具体的にどういうこと? 桑山紗月
2022/05/25 05:00
「ショットの精度を上げたい人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーZさんの悩み】
「下半身を意識して、手打ちにならないスイングを心がけているのですが、一向に成果が出ません…。どのような意識で振ることが正しいスイングにつながるのでしょうか?」
【桑山紗月のレスキュー回答】
ゴルフのレッスンではよく「足を使え」と聞きますが、単に足を動かしても良いショットは生まれません。逆に積極的に動かそうとすると、左右への体重移動の意識が強くなりすぎて、軸ブレにつながり安定感を欠いてしまいます。
1. 足の力が下方向にかかること
具体的に“足を使う”とは、バックスイングで右足、ダウンスイング以降で左足を、下(地面)方向に踏み込むことだと考えています。下への意識を持つことで、前後左右の体のブレが軽減され、安定感を増す効果が得られます。
2. ベタ足で練習する
大きな効果が期待できる練習法は、ベタ足で振るドリル。バックスイングでは左足、インパクト以降では右足かかとが地面に着いたままでいること。初めはショートアイアンから、スタンス幅を狭くして練習しましょう。
3. 同じ高さの弾道を打ち続ける
正しく“足を使えているか”チェックする方法は、出球の高さをそろえること。スイングの再現性を高め、距離感の正確性につながります。必ず決まった番手で、決まった高さを打ち続けてみてください。
【今回のまとめ】足を使うメリットは飛距離よりも安定感♪
・“足を使う”とは足の力が下方向にかかること。
・ベタ足で練習する。
・同じ高さの弾道を打ち続ける。
取材協力/光風台ゴルフガーデン
■ 桑山紗月(くわやま・さつき) プロフィール
1998年1月20日生まれ、千葉県出身。12歳からゴルフを始め、高校から入ったゴルフ部で本格的に競技に取り組む。4度目の挑戦となった2021年11月のプロテストに合格。今季4戦目のステップアップツアー「九州みらい建設グループレディース窓乃梅カップ」にて、最終日4打差を逆転し、プロ初優勝を挙げた。
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