パッティングが上達する! ふたつの発想転換 桑山紗月
「パットが苦手な人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーTさんの悩み】
「スコアを崩す最大の原因はパッティングです。3パットが多く、常にハーフ20パット以上…。どんな練習をすれば改善できますか?」
【桑山紗月のレスキュー回答】
アマチュアの皆さんのパッティングを見ていて、気になる点がふたつあります。ひとつは、打点ズレについて。もうひとつは、グリーン上で優先するべき考え方。どちらも発想の転換で改善できるので、参考にしていただければと思います。
1.「ヘッド操作が悪い…」の発想を転換する
打点が安定しない原因を、ヘッド操作のせいにばかりしていませんか? フェース管理は、前後左右に体の軸がブレていない状態をつくることが肝心。アドレスからフィニッシュまで、いかに同じ姿勢でいられるかがカギとなります。
2. 壁を使った練習法が効果的
体の軸を安定させるには、壁を使ったドリルが効果的です。頭、もしくはお尻を壁につけた状態でアドレスし、最後まで壁から離れずに打つ練習法。ポイントは下腹部にギュッと力を入れることと、自分に合ったスタンス幅を見つけることです。
3.「打ち出し方向を意識」の発想を転換する
もうひとつは、傾斜のあるグリーン上でラインを読む際の考え方です。多くの方は、どの方向に打ち出せばいいか、方向性ばかり気にして打っているように見受けられます。難しい傾斜のあるラインでも、最も意識するべきは距離感です。
4. 難しい傾斜でも距離感を優先する
グリーンの速度が違えば、同じ傾斜でも曲がり幅は異なります。距離感が合っていれば、多少間違った方向に打ち出しても、それほど大きなミスにはなりにくい。難しいラインの場合でも、距離感を優先して臨むように心がけましょう♪
【今回のまとめ】発想を転換すればパット巧者♪
・「ヘッド操作が悪い…」の発想を転換する。
・壁を使った練習法が効果的。
・「打ち出し方向を意識」の発想を転換する。
・難しい傾斜でも距離感を優先する。
取材協力/光風台ゴルフガーデン
■ 桑山紗月(くわやま・さつき) プロフィール
1998年1月20日生まれ、千葉県出身。12歳からゴルフを始め、高校から入ったゴルフ部で本格的に競技に取り組む。4度目の挑戦となった2021年11月のプロテストに合格。今季4戦目のステップアップツアー「九州みらい建設グループレディース窓乃梅カップ」にて、最終日4打差を逆転し、プロ初優勝を挙げた。
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