「ボールの見方が気になる人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーSさんの悩み】
「アドレスのときにボールをじーっと集中して見つめるべきか、ぼーっとぼんやり眺めるべきかで悩んでいます…。どちらの見方が正解なのでしょうか？」

【高野あかりのレスキュー回答】
ボールの見方ひとつで、アドレスの体勢は大きく変わるものです。特にミスが続いているときは、ボールに当てたいという思いが強くなり、じっと見過ぎてしまい、いつもより前傾が深くなり過ぎていることが多いです。私は、なんとなくぼーっと眺める見方が正解だと思います。

1. じーっと見ると前傾が深くなり過ぎる

視界を狭めるほど前傾は深くなり頭が下がってしまう(右×)

じーっと見過ぎてしまうと、アドレス時の姿勢が猫背になり、前傾が深くなり過ぎて、腕を動かすスペースがなくなり窮屈になります。また、左足寄りに置いたボールに体を正対して構えやすくなり、上体が開いて構えてしまう危険性も高いです。

2. ボールを視界の中のひとつと捉える

一個の対象物としてではなく周りの景色の一部として見る

ぼんやり見るということは、視界には入れてはいるけれど、取り立てて集中して見ていないということ。ボールにスポットを当てるのではなく、周辺を全体的に見て、ボールは視界の中に入っている対象物のひとつくらいの感覚で見ています。

3. 意識を背中側に持っていく

視線の先への意識が強ければ強いほど姿勢は猫背に(右×)

ただ、目線を意識している時点で、集中がボールへ向くため、ぼーっと眺めることは困難です。そんなときは、意識を前ではなく後ろ＝背中側に持っていき、背筋に力を入れて前傾キープすることで、ボールへの意識を薄れさせることができます。

【今回のまとめ】正しいアドレスは正しい見方から♪

アドレスが改善されると始動がスムーズになり スイングも改善される

・じーっと見ると前傾が深くなり過ぎる。
・ボールを視界の中のひとつと捉える。
・意識を背中側に持っていく。

取材協力／ゴルフ倶楽部成田ハイツリー