女子プロレスキュー!

筋トレだけでは飛距離は伸びない!? フィジカルが弱いからこそ素振りをアップデート/千田萌花

2026/07/01 11:00
昨年プロテストに合格。秘境好きな長野県塩尻市出身の23歳

身長150cmと小柄ながら、効率のいいスイングで平均240yd超えのドライバーショットを繰り出す千田萌花(ちだ・もえか)プロ。上田桃子をはじめ、数多くのプロを指導する辻村明志(つじむら・はるゆき)コーチ率いる“チーム辻村”の一員として、技術とメンタルを磨く日々を送っている。そんな彼女が教えるレッスンには、効率よくボールへ力を伝えるためのメソッドが満載! 飛距離に自信のないゴルファーにも、きっと役立つヒントが詰まっている。

「パワーに自信のない人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーNさんの悩み】
「身長は低く、小柄な体形で、本格的なスポーツ経験もなし…。パワーに全く自信のない私には、人並みの距離を飛ばすことは諦めるべきでしょうか? それともイチから筋トレに励む必要があるのでしょうか?」

千田萌花のレスキュー回答】
ゴルフの飛距離や力強いショットは、必ずしも体格や筋力だけで決まるものではありません。大切なのは、いかに効率よくクラブスピードを高め、インパクトでエネルギーをボールに伝えられるか。パワーに頼らず、スピードを生み出す動きと高いミート率を身につければ、体格差を補い、よりパワフルなスイングを手に入れることは可能です。

1. パワフルに振るだけでは不十分!

パワフルさだけでなく ミート率も合わせて考えるべき

飛距離を伸ばすには、パワーももちろん必要ですが、ボールをフェースの芯でとらえる確率を上げることも求められます。要するに、ヘッドスピードを上げながら、スイングの再現性を高めることが欠かせません。身長が低くて小柄だからこそ、ミート率を高めることでパワー不足を補う。単にパワフルなスイングを求めるのではなく、いつも同じ軌道で同じヘッドの動きをしながら、スピードが上がる練習法を取り入れるべきです。

2. グローブを巻いた1Wで素振りを行う

穴が開いて不要になったグローブを使用しよう

よくプロが重くて長い棒などで素振りを行う光景を目にすると思います。その目的はヘッドが常に同じ軌道を描きながら、スピードを上げるため。腕立てや腹筋も必要かもしれませんが、それ以上に遠心力を体感できるドリルのほうが効果に直結しやすい。重いバットや素振り棒などを使う必要はなく、遠心力が増すように自身のドライバーに不要なグローブを2、3枚巻き付け、それを使って素振りを行ってみてください。

3. ヘッドの重みを感じる

ヘッド(シャフトの先)の重みを強調するためのグローブ2枚!

素振りをする際のポイントは、上体よりも下半身の意識を高めることです。グローブを巻いたヘッドの空気抵抗に負けないよう、腕の力ではなく、左足をしっかり踏み込んでから一気に振り切る。右足に一度体重を預け、そこから軸をブレさせずに回転運動に入ります。グローブを付けたヘッドの重みを感じられない場合は、上体が前方(左足方向)に突っ込んでいるサイン。ヘッドの重みを感じながら振ることを意識してください。

【今回のまとめ】古くなったグローブも捨てずに再利用♪

・パワフルに振るだけでは不十分!
グローブを巻いた1Wで素振りを行う。
ヘッドの重みを感じる。

取材協力/鎌ヶ谷カントリークラブ

■ 千田萌花(ちだ・もえか) プロフィール

2002年生まれ、長野県出身。幼少期から上田桃子に憧れ、高校進学を機に辻村明志コーチに師事。6度目の挑戦となった昨年のプロテストで合格を果たした。身長150cmと小柄ながらキレのあるスイングで、飛距離と安定感を兼ね備えたショットが武器。今季はステップ・アップ・ツアー初優勝を目指す。趣味は料理で、得意料理は砂肝の塩ねぎ炒め。

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