女子プロレスキュー!

フェアウェイウッドのボール位置は「左胸の前」!/教えて河野祐輝編

2015/07/13 11:00

ソールを滑らせる!

実際のインパクトの瞬間。ホンの少しだが、ダフっているのがわかる

FWの利点は少しぐらい手前をダフっても、広いソールが地面を滑ってくれるという利点があります。フェースがボールを拾ってくれるということです。実際、僕もボールよりヘッド1個分ぐらい手前から、ソールを滑らせる意識で打っています。

「ダフってもよし!」と考える

ボール1個分前からヘッドを入れる

意外に思われる方もいるかもしれませんが、インパクトのイメージはアバウトでよいのです。「ダフってもいいんだ」と考えれば、いままでFWに苦手意識があった人でも、楽な気持ちで振れるようになるはずです。

「ハンドレイト」で構えよう!

ボールより手が後ろにある構えが「ハンドレイト」、手が前は「ハンドファースト」

FWの打ち方について、僕がおすすめするのは「ハンドレイト」の構え。「ハンドファースト」の構えでは、ダウンブローの動きになりやすくソールを地面に滑らせにくい欠点があります。FWの利点を生かすのであれば、「ハンドレイト」のほうが大ケガする可能性が低くなると思います。

「すくい打ち」は絶対NG!

インパクトでフェースが開きっぱなし…

大ダフリやボールの頭を打ってチョロなどのミスは、ボールを上げにいって下からすくい打つことが原因です。FWはグリーンまで距離が残っているときに使うクラブなので、これらのミスは大叩きにつながってしまいます。ボールは勝手にロフトが上げてくれます。「当てたい」「上げたい」という気持ちは捨て、気持ちよく振り切ることに集中しましょう。

解説/河野祐輝
1988年5月20日生まれ。愛媛県出身。香川西高校卒業後、豪州のゴールドコーストにゴルフ留学し、帰国後の08年にプロ転向。12年のチャレンジツアーで賞金ランク1位になり、13年はレギュラーツアーにフル参戦。今季は開幕第3戦の日本プロ選手権で9位フィニッシュ

撮影協力/マンシングウェア、石岡ゴルフ倶楽部 ウエストコース

1 2