女子プロレスキュー!

“微妙な距離を打ち分ける” 兼岩美奈

2015/10/28 09:00

「フォロー」を徹底的に意識!

これでヘッドアップのミスは激減!

次にヨコの距離合わせ・方向性ですが、方向性を出すポイントとしては徹底的にフォローを意識すること。フェース面を保ち、ターゲットにヘッドを向けるイメージを持ってください。あくまでもヘッドを急激に返さないように注意してください。

「スパット」にヘッドを出す!

芝や土の色が違う部分を「スパット」に設定

そのためには、ボールの先30センチほどにスパットを見つけ、そこにヘッドを出す意識を持ちます。「フェース面を保つ」「フェースを返さない」などと言われると難しいですが、「30センチ先にヘッドを出す」というイメージだけ考えれば、意外と簡単に操作することができますよ。

「背中側」を意識する!

前傾角度はアドレス時のままが正解!

さらに距離感と方向性を磨きたいと思ったら、体とボールとの距離を一定にスイングすることを意識してください。テークバックで体が起き上がったり、フォローで突っ込んだりしないように、体の軸を意識します。首の付け根や背骨など、背中側を意識すると上手く打てると思います。

「ティアップ打ち」練習が効果大!

ティにウェッジの刃を当てないように…

また、高くティアップしてボールだけ打つのも効果的な練習方法です。ボールだけを打つには、ボールとの距離感を保たなくてはなりません。アドレスでできた腕の三角形をキープしながら、小さなスイングから始めれば感覚がつかめると思います。

「一定の高さ」を目指そう!

人工芝マットからの練習だけより実戦向き

同じ振り幅で、一定の高さのボールが打てるようになれば、距離も方向性も高まります。練習する際は、前頁で述べた「振り幅」×「グリップの長さ」での距離の取り方、また「30センチ前・スパット」での方向性アップをそれぞれ意識してみてください。きっとピンを狙えるショットが打てるようになりますよ。

レークスワンCC

撮影ホール/
南コース 8H Par4(Reg.424y、Back.442y)
距離のあるミドルホール。緩やかな左ドッグレッグだが、左はOBがあり注意が必要。ティショット次第では、無理にパーオンを狙わず手前から攻めるのも選択肢のひとつ

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