“傾斜からでも寄せワン” 兼岩美奈
2015/11/25 09:00
【左足上がり】 傾斜なりにアドレス!
左足上がりは、私が一番好きな傾斜です。もともと上げるアプローチが好きなので、ボールを上げやすい左足上がりは距離感が合わせやすいのです。ポイントは、傾斜に対しレベルに振り、しっかりとフォローを取ること。
傾斜に刺さってしまうように強く振るとフォローが取れずに、距離感は合わせにくくなってしまいます。傾斜なりにアドレスをしたら、テークバックは低く、フォローを高く取るように振ってください。ボールが高く上がる分、ランはほとんど出ないので、ある程度キャリーで狙っていきましょう。
【左足下がり】 フォローを低く!
最後は、プロでも難しい左足下がりの傾斜です。難しい理由はボールを上げにくく、出球も強いので距離感が合わせにくいことがあげられます。注意すべき点は、アドレスの取り方と傾斜なりに振ること。アドレスでは、傾斜に応じてしっかりと左足に体重を乗せます。
また、傾斜なりに振るには、低く振り抜くことが肝心です。軌道はややアウトサイド・インのイメージで、無理にフェースを返す必要はありません。ボールが強く出るので、ランを多めに計算することも頭に入れておきましょう。
兼岩美奈(かねいわ・みな)
1989年2月26日生まれ、岐阜県可児市出身。10歳の頃ゴルフを始め、大学在学中にツアートーナメントを観戦したことがきっかけでプロを志す。昨年5度目のプロテストで合格。ツアープロ高山忠洋のもとで練習に励み、本戦出場を目指す
撮影ホール/
東コース 6H Par4(Reg.351y、Back.379y)
右ドッグレッグのミドルホール。セカンドからやや打ち上げており距離の計算が難しい。グリーン手前のバンカーもアゴが高くトラブルになりやすい