女子プロレスキュー!

芯を喰うにはこの練習! 井上希

2015/12/16 09:00

オススメは「片手打ちドリル」!

練習場での打ち始めメニューとしてオススメ!

クラブと体の同調を磨くには、左右それぞれの腕で片手打ちをする練習法も効果的です。使用クラブはロフト角が大きめで、ヘッドの重さを感じられるウェッジが最適。

左腕一本: 「左ワキ」にグローブを挟む

初めはボールに当てることさえも難しい練習法

まずは左腕一本のドリルから。左腕一本では、左ワキにグローブやタオルなどを挟み、それを落とさないようにボールを打っていきます。左ワキが開かなければ、クラブはインサイドに振り抜けます。しかし、ワキが開くとクラブはアウトサイドに振ることになり、「すくい打ち」の原因になってしまうのです。しっかりとボールをミートし、低めの弾道でキャリー20から30ヤード打つ練習を繰り返してみてください。

右腕一本: 「右ヒジ」を押さえながら…

手首だけで振ると、フワッと浮いた球になってしまう…

次に右腕一本のドリルでは、右ヒジを左手で押さえながらスイングを行います。常に体の正面から右ヒジが外れないように意識して振っていくのです。手首を返す動きは不要。右手首の角度はロックしたまま、腹筋を意識して体の回転で打つのが理想型です。このドリルでも同じように、低い弾道でキャリー20から30ヤード打てればOKです。

「ボール位置」を試しておく!

左足or右足寄りを試せるのは練習場の特権!

ダウンブローに打つには、ボールを最下点の前で捉えることが不可欠であり、ヘッドの最下点は左ワキの下が目安です。その上で何処にボールを置けばよいかは人それぞれ違います。何処にボールを置けば打ち出しがまっすぐになるのか、またボール位置によってどう打ち出しが変わるのか。練習場では色々なことを試すことで上達につながりますし、自身の調子のバロメーターにもなりますよ。

井上 希(いのうえ・のぞみ)
1988年11月1日生まれ、福岡県春日市出身。小学生の時に父親に連れられ練習場に行ったのがゴルフを始めたきっかけ。その練習場で出会った古屋京子プロに憧れ本格的にゴルフを開始。中学からゴルフの強豪校である沖学園へ進学。その後3度目のプロテストに合格

名神栗東カントリー倶楽部

撮影ホール/
9H Par5 Reg.483y(A)450y(B)、Back.518y(A)485y(B)
グリーンまで打ち上げていくロングホール。ティショットやセカンドは思い切って打てるが、グリーンを狙うショットは打ち上げの距離感が試される

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