“バシッとアイアン飛距離アップ!” 井上希
インパクトの「加速感」を上げる!
インパクトばかりに意識が働き、ヘッドが加速していないのも飛距離をロスしている原因です。プロがフィニッシュまで大きく振り切るのに対し、飛距離に悩むアマチュアゴルファーはフィニッシュが小さいまま中途半端で終わってしまいます。プロとアマチュアの違いはインパクトの加速感です。
「クラブ逆さ素振り」で音を聞き分ける!
加速感を上げるには、クラブを逆さに持った素振りが効果的です。「ブーン!」と風を切る音がどのあたりで鳴っているのか。飛距離に悩んでいる人は、音がインパクト前でしていることが多いです。音が鳴るということは、最大スピードになっている証拠。インパクト前に鳴っているということは、ボールに当たる頃には衝撃も相まって減速してしまうのです。インパクト後のフォローで「ブーン!」と音を出すことが理想です。
「膝立ちスイング」で捻転差を感じる!
さらに飛距離を伸ばすには、上半身と下半身の捻転差も重要です。捻転差を体得するには、体のねじれを体感するドリルがおすすめ! 下半身を固定させた状態で振り上げる「膝立ちスイング」を行ってみましょう。
「右の股関節」に緊張感!
この状態でスイングしてみると、テークバックで膝が外に逃げず、トップ位置で右の股関節に緊張感を持つことを把握できると思います。アイアンでも飛ばすスイングには、この力感が必要です。また、このドリルでは正しい腕のローテーションもつかみやすく、反復練習をすれば飛距離アップを現実のものにしてくれますよ。
井上 希(いのうえ・のぞみ)
1988年11月1日生まれ、福岡県春日市出身。小学生の時に父親に連れられ練習場に行ったのがゴルフを始めたきっかけ。その練習場で出会った古屋京子プロに憧れ本格的にゴルフを開始。中学からゴルフの強豪校である沖学園へ進学。その後3度目のプロテストに合格
名神栗東カントリー倶楽部
18H Par5 Reg.557y(A)529y(B)、Back.567y(A)539y(B)
ティグラウンドに立つと、左右の松が視界に入りフェアウェイが狭く感じるが、実際は広め。ティショットは右OBなので左サイドが狙い目に