コンパクトに振るためには? 木戸愛
“コントロールショット”をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーMさんの悩み】
「コントロールショットを打つ際、アドレスやスイングでフルショットと違う点はありますか?」
【木戸愛のレスキュー回答】
コントロールショットでは、なるべくスイングをコンパクトにすることが重要です。今回は、コンパクトに振るためのポイントをいくつかお伝えします。
“スタンス”はやや狭め
最初のポイントは、スタンスです。スイングをなるべく小さくしたいため、スタンスを通常のスイング時よりやや狭くします。狭くすると体の軸がブレにくかったり、体の回転がしやすくなることで、より精度を高められるメリットがあります。
“左足つま先”を開く
スタンス幅を狭くする際、左足のつま先を少し開いて構えるのもポイントです。つま先を開くことで、フォローでの左への上半身の回転をスムーズにする効果があります。イメージとしては、左足がスクエアの場合、インパクトで体の回転が一時的に止まり、ヘッドが走って飛距離が出てしまうからです。
“腕のローテーション”は最小限に
腕のローテーションはなるべく小さくしたいです。腕の動きは体の回転と違って不安定で、毎ショット同じ動きをすることが難しいのです。腕の動きを最小限に抑えることが、ショットの精度を上げるポイントとなります。
「右向け右」+「左向け左」でOK!
腕のローテーションに頼らず体の回転で振るには、テークバックでは「右向け右」、ダウンからインパクト、そしてフォローにかけては「左向け左」のイメージを持つことです。基本中の基本と思う人はいるかもしれませんが、コントロールショットの精度を上げるにはこの動きにすることが一番の近道になりますよ。
取材協力/千葉バーディクラブ
■ 木戸愛(きど・めぐみ) プロフィール
1989年生まれ、神奈川県出身。2008年にプロ入りし、09年ステップ・アップ・ツアー「マルナカレディースオリーブカップ」優勝。12年「サマンサタバサガールズコレクション・レディーストーナメント」でレギュラーツアーを制す
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