女子プロレスキュー!

アプローチ下手なら「始動」をチェンジ! 木戸愛

2017/03/19 17:36

“アプローチの安定感”をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーWさんの悩み】
「アプローチが大の苦手です。ライがいい花道からチャンス!と思うときに限って、いつもザックリ。ピンはすぐそこなのに…。どうしたらアプローチのミスがなくなるでしょうか?」

木戸愛のレスキュー回答】
どのショットでも同じですが、特にアプローチではミスを防ぐための“動き出し”があります。今回は、ショットの始動までで押さえてほしい2つのポイントをお伝えします。

“右肩”をやや前に出す

ポイント1つ目は、アドレス時の“右肩”の向きです。フィニッシュで右肩が後方に残らないイメージをつくるためにも、右肩を軽く前に出したアドレスを取るといいですよ。注意点は、右肩を軽く前に出すといっても、体はボールに対して正面を向くようにしましょう。

アウトサイドに上げればミスは減る

アプローチでは、テークバックでヘッドをインサイドに上げることが一番のNGです! インサイドからヘッドを下ろすと、インパクト前にヘッドが地面に着いて、ザックリなどのミスにつながります。アドレスで右肩を軽く前に出すことで、アウトサイドに上げるイメージが鮮明となり、正しい軌道にクラブを上げることができます。

“フォワード・プレス”でリズムをつくる

2つ目は、始動のきっかけとして取り入れる“フォワード・プレス”です。始動の段階で、手と腕を一度テークバックとは反対方向に押し出す動きのことです。反動をつけることで、一定のリズムをつくることができます。

「1、2、3」のテンポでインパクト♪

リズムのよいアプローチを打つには、3拍子の動きが重要です。手と腕の動きの“フォワード・プレス”が「1」。テークバックが「2」。「3」でインパクト! このテンポでスイングができれば、アプローチのミスを劇的に減らすことができますよ♪

取材協力/千葉バーディクラブ

■ 木戸愛(きど・めぐみ) プロフィール

1989年生まれ、神奈川県出身。2008年にプロ入りし、09年ステップ・アップ・ツアー「マルナカレディースオリーブカップ」優勝。12年「サマンサタバサガールズコレクション・レディーストーナメント」でレギュラーツアーを制す

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