基本アプローチのココだけポイント♪ 川崎志穂
「グリーン周りのアプローチ」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーPさんの悩み】
「残り30ydほどのグリーン周りで、トップとザックリを繰り返してしまいます。基本的なアプローチで、気をつけている最低限のポイントを教えてください」
【川崎志穂のレスキュー回答】
このくらいの距離のアプローチでは、アドレス時の“ボール位置”とスイング中の“フェース管理”に気をつけています。この2つのポイントを抑えればトップやザックリは激減します。
1. ボール位置は左足寄り
1つ目のポイントは、アドレス時のボール位置です。ボールをどのポジションに置くかで、打ち出す角度や体の回転のしやすさが大きく変わってきます。基本的なピッチ&ランを打つ場合、真ん中よりボール1個から半個分だけ左足寄り(右利きの場合)がおすすめです。
右足寄りに置くと、クラブのロフト角が立ったままインパクトを迎え、イメージ通りの高さを出すことが難しくなってしまいます。また、ヘッドがボールに届くまでの時間が短く、上体が回転し終えないままボールに当たるため、大きなミスを引き起こしてしまうのです。
2. 右手のひらをピンへ向ける
2つ目は、フェースの開閉を最小限に抑えることです。グリーン周りのアプローチでは、なるべくフェースを大きく動かさず、まっすぐ引いてまっすぐ出すイメージで、スイングすることを意識してください。
スイング中は右手のひらでフェースの向きを感じながら、フォローで手のひらが打ちたい方向へ向くイメージで打ちます。右手のひらをピンへ向けることで、フェースの開閉が抑えられ、方向性をアップすることができますよ♪
【今回のまとめ】アプローチの基本ポイント
・ピッチ&ランのボール位置は左足寄り。
・フォローでは右手のひらをピンへ向ける。
取材協力/姉ヶ崎カントリー倶楽部
解説/川崎志穂(かわさき・しほ)
1996年生まれ、千葉県出身。17年はQT25位の資格でレギュラーツアーにフル参戦するとともにプロテストに合格。171cmの長身から放たれる260yd超えのロングドライブを武器に、18年はステップアップツアーを主戦場に戦う。姉ヶ崎CC所属。