「アプローチのザックリ対策」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーYさんの悩み】
「グリーン周りで、難しいライではないのに必ずザックリしてしまいます。何か良い対策法はありますか？」

【岡村優のレスキュー回答】
アプローチでザックリさせないために注意しているのは、右肩と右手の手首とヘッドを結ぶ三角形をフィニッシュまで崩さないことです。これまでのレッスンでよく見かける“三角形”とは、ちょっと違う点をご紹介します♪

1. これまでの三角形はポイントが複雑

効果は同じ。違いは意識するポイント

これまでの“三角形”は、両肩とグリップを結ぶものでした。この三角形をフィニッシュまでキープすることで、体の回転でストロークができ、手首の角度も保つことができます。ただし、これだと肩も手首も体の軸も…と意識するポイントが少し多い気がしていました。

2. ハンドファーストの形を保つ

右手首の角度がポイント

私が提案する“新三角形”では、3点中1点が体の一部ではなくヘッドになるため、その分、意識する点がシンプルになります。目的はアドレスで作ったハンドファーストの形を保つこと。右手の角度の意識だけで、地面にヘッドが落ちることなくボールにコンタクトさせることができます。

3. 上体の回転で振り下ろす

「最初はかなり違和感を覚えるかも…」

右手の動きをグッと抑え、三角形を意識しながら体の回転でクラブを下ろします。手で振るスイングとは違い、切り返しでゆったり適度な間を生み、最後まで“新三角形”を保てれば、ザックリは出ないでしょう。これ、絶対です♪

【今回のまとめ】“新三角形”を崩さない

・右肩と右手の手首とヘッドを結ぶ三角形をキープ。
・上体の回転で振り下ろす。

取材協力／江戸崎カントリー倶楽部

解説／岡村優（おかむら・ゆう）
1997年生まれ、茨城県出身。小学生の頃にレスリングの全国大会で4連覇を達成。ゴルフは8歳から始め、13歳のとき出場した中国ツアーの大会で2位に入り脚光を浴びる。今季はステップアップツアー優勝とプロテスト合格を目指す。