練習場とコースの違い…見落としがちなボール位置 鶴岡果恋
「アイアンの方向性」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーCさんの悩み】
「練習場では思い通りコントロールできているのに、コースでは左右に散らばってしまいます。どうすれば良いでしょうか?」
【鶴岡果恋のレスキュー回答】
練習では良いのに実戦で曲がってしまう…そんな傾向の主な原因は、ボール位置だと考えています。練習場では同じ立ち位置なのでうまく打てていても、ターゲットもライも異なるコースでは、毎回同じようにアドレスすることはプロでも至難の業なのです。
1. ボールを真ん中寄りに置く
アイアンショットが安定しない時は、ボールをいつもより真ん中寄りに置くようにしています。無意識に左足寄りに置いてしまうと、ヘッドがボールに届かずトップしたり、無理に届かせようとしてダフってしまうからです。
2. 右足寄りにも注意!
ただし真ん中より右足寄りに置きすぎても、今度はフェースが戻る前にインパクトしやすく、出球は右方向へ飛びやすくなります。強引にヘッドを返して引っかけが出たり、体が起き上がってダフリやトップとなってしまいます。
3. ショートとロングで位置を設定
アイアンセットはピッチング(以下P)から5番まで入れていますが、Pから7、6と5で、ボール位置を分けて設定しています。コースではライや芝目など複雑な状況が多いので、設定は複雑にせずシンプルにしておくことをおすすめします。
【今回のまとめ】ボール位置を見直そう
・不調時はボールを真ん中寄りに置く。
・逆に右足寄りにも注意。
・ショートとロングで位置を設定する。
取材協力/葉山国際カンツリー倶楽部、葉山パブリックゴルフコース・練習場
衣装提供/カッパ

鶴岡果恋(つるおか・かれん) プロフィール
1999年8月20日、神奈川県生まれ。葉山国際カンツリー倶楽部ジュニア出身。中学時代には関東ジュニアなどで好成績を残す。昨年プロテストに一発合格。第17回グアム知事杯ではプレーオフまで優勝争いを演じ、惜しくも2位。今季はステップアップツアーを主戦場に、レギュラーツアーを目指す。