女子プロレスキュー!

バンカーが得意な人と苦手な人の違い 鶴岡果恋

2019/05/29 05:00

「ガードバンカーからの脱出」をレスキュー♪

大きな差はアドレスのつくり方

【アマチュアゴルファーIさんの悩み】
「バンカーショットが大の苦手です。常にホームランか大ダフリのどちらか…。どのように打てば良いのでしょうか?」

鶴岡果恋のレスキュー回答】
バンカーショットは難しいようで、基本を押さえればそれほど難しくないショットだと思います。苦手な人でも基本に立ち返るだけでミスが減ったり、意外と得意になったりすることも多いからです。

1. ボール位置は左足寄り&左足体重

左足かかと線上よりやや真ん中寄り

苦手な人と得意な人の違いは、アドレスのつくり方です。バンカー脱出の鍵は、ボールを上げるための準備ができているかどうか。ボール位置はドライバーと同じくらい左足寄りに置き、体重は必ず左足に乗せておきます。

2. 通常時より手前にヘッドを構える

インパクトはアドレスの復元という発想

アドレスでもうひとつ大きな違いは、ヘッドの置いている位置です。苦手な人はいつもと同じように構えるのですが、得意な人はスイング前からヘッドを落とす位置にセットをして、狙った位置に落としやすく準備しているのです。

3. カット軌道で振り下ろす

実際アウトから下りていなくても、イメージでは常にカット軌道

打ち方の違いは、ヘッド軌道の考え方です。得意な人はカット軌道で、ヘッドが大きく外側から入っても良いと考えます。苦手な人は軌道の意識が薄く、強引にボールを上げようとして、クリーンにボールに当ててミスを起こしてしまうのです。

【今回のまとめ】基本のバンカー脱出

・ボール位置は左足寄り&左足体重。
・通常時より手前にヘッドを構える。
カット軌道で振り下ろす。

取材協力/葉山国際カンツリー倶楽部、葉山パブリックゴルフコース・練習場
衣装提供/カッパ

■ 鶴岡果恋(つるおか・かれん) プロフィール

1999年8月20日、神奈川県生まれ。葉山国際カンツリー倶楽部ジュニア出身。中学時代には関東ジュニアなどで好成績を残す。昨年プロテストに一発合格。第17回グアム知事杯ではプレーオフまで優勝争いを演じ、惜しくも2位。今季はステップアップツアーを主戦場に、レギュラーツアーを目指す。

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