サイエンスフィット レッスン

ヘッドを最大限に走らせるコツ(前編)

2019/12/05 17:00

ヘッドが十分に走っていません

青点が沼田さんのクラブ軌道。十分な飛距離を得られず引っかかるリスクが高い

ドライバーのヘッド挙動の分析では、アウトサイドイン&ダウンブロー軌道でインパクトしていて、飛距離のロスがとても大きいと言えます。テークバックでフェースが開かないようにコントロールできているので、大きくスライスすることはないのですが、アウトサイドイン軌道なので、つかまりすぎれば大きく左へ引っかけるリスクが高いのです。

タメが少なく、ヘッドが加速しきる前にインパクトを迎えている

注目したいのは、シャフトの挙動です。アンコック角度が98度程度なので、タメが少ないことが分かります。理想としては、120度くらいは欲しいところです。さらに、グリップエンドが減速してヘッドが走り出すタイミングが遅く、ヘッドが加速しきらないまま、インパクトしていることは明らかです。最大限の加速でインパクトするためには、手元が適切なタイミングで減速することが必要です。意識的にできることではありませんが、このレッスンを通じて、適正なタイミングに近づけることができます。

3Dモーションキャプチャーでさらに分析すると…≫
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