サイエンスフィット レッスン

ショットが不安定になったら基本4原則をチェック

2021/12/24 17:00

あっという間に安定感のあるスイングへ

池田さんのナチュラルグリップは、左手の甲が正面を向く

【原則1】は、「ナチュラルグリップ」で握ること。ナチュラルグリップとは、直立した状態で腕を脱力したときの、左手の甲の向きのまま握ることです。左手の甲が正面を向く人がいれば、飛球線側に向く人もいます。インパクトでは、必ずナチュラルな角度に戻ってくるので、あらかじめそのように握っておけば、フェース面のブレを大きく軽減できます。池田さんのナチュラルグリップは、左手の甲が正面を向くタイプです。

ハーフバックまでバックフェースに載せた球を落とさないイメージ

【原則2】は、テークバックでフェースを開きすぎないようにコントロールすること。アマチュアの多くは、フェースが開いたままインパクトしています。クラブは重心設計上、フェースが開きやすい構造になっているので、テークバックで開かないようにコントロールしなければならないのです。ハーフバックまでは、バックフェースに乗せたボールを落とさないようなイメージを意識してください。これだけで、オープンフェースのインパクトは大きく改善できます。

右ひざから下をねじってスイング始動

【原則3】は、右ひざから下をねじる感覚でテークバックを始動すること。右ひざの位置は動かさず、その下をねじるように意識すれば、勝手に腰・胸・頭が連動し、スイング軸を保ちながら体重移動がしっかりできるようになります。テークバックで体重が右足にあまりシフトしない方、逆に左足に体重が乗ってしまう方は、この原則をチェックしましょう。

顔の正面でフェース向きを定めたら握り直さない

【原則4】は、フェース向きは顔の正面に上げて定めること。ショットが安定しないと悩むアマチュアのほとんどは、グリップとフェース向きとの関係が、ショットごとに大きく狂っているものです。顔の前にクラブヘッドを上げて、トウの向きを11時から12時の範囲で調整し、そこでグリップを決めたら、スイングするまで一切握り直さないことが肝心です。球のつかまりが強すぎるときには12時方向に、もう少しつかまえたいときには11時方向に調整します。

それでは、今回のレッスンを動画で振り返ってみましょう。

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