サイエンスフィット レッスン

上級者の悩みから理想的なリリースを知る

2022/01/31 13:00

右ひじを体に引きつけたままのスイングはNG

右ひじを体に引きつけたままのスイングはNG

腰のキレや、手元を体に引きつけるスイングは、アマチュアゴルファーが追い求めるところですが、そのどちらも過剰になっていると言えます。ことにインパクトでは、右ひじが強く体に引きつけられ、腰が大きくキレて、体が開いています。右ひじがたたまれたままリリースされていないので、体を強く開かなければ、インパクトでフェースが戻りません。

右ひじが伸びないままだとフェースは返りません

ヘッドを右足側の地面に置いて、右ひじを体に引きつけたまま、腰を回転してみるとよく分かります。右ひじを引きつけたままだと、フェースは開いたまま戻りません。一方、右ひじを伸ばしながらインパクトに向かうと、フェースは自然に返ってインパクトを迎えることができます。ここは、写真では分かりにくい部分なので、ぜひ今回のレッスン動画を見てください。

切り返しで左ひざがリードするとともに右ひじを伸ばすイメージ

右ひじを引きつけたままリリースしない状態だと、フェースが開くので、腰を早く切らないと球がつかまりません。つまり、腰を切り過ぎる原因はリリースが遅いからなのです。切り返しからハーフダウンまでに、右ひじを伸ばすイメージで振ってみてください。ダウンスイングで左ひざがリードする動作に合わせて、右ひじを伸ばしていく感覚です。これにより、フェースがターンするので、腰を過剰に回転させなくても、自然に球をつかまえられるようになります。

腰のキレが浅く、手元が体から離れがちで、リリースが早い一般的なアマチュアの方は、ここだけをマネしないようにしてください。あくまで、理想的なリリースのメカニズムを知っておく程度にとどめておいてくださいね。それでは、今回のレッスンを動画で振り返ってみましょう。

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