サイエンスフィット レッスン

フェースが開かないアドレスを作るルーティン

2022/02/26 13:00

ヒンジ角度の乱れがショットの乱れに直結

アドレス時のヒンジ角度が悪いと左手首が甲側に折れてしまう

左手首のヒンジが、プロと真逆の動きになってしまうのは、アドレスの時点で甲側への左手首のヒンジ角が少ないからです。テークバックでそれ以上、手のひら方向に折れない状態で握っているので、トップの位置までクラブを上げたときに、どうしても甲側に折れてしまうのです。左手首が甲側に折れるとフェースが大きく開くので、外からクラブを下ろさないと、球がつかまらなくなります。

ソールしてから握ると左手首のヒンジ角度が悪くなる

多くのアマチュアが陥りがちなミスは、左手の甲と前腕に角度がなく、まっすぐな状態で握ってしまうことです。これは、ヘッドをソールしてからグリップを決めてしまうことが原因です。ソールした状態でグリップを決めると、どうしても左手首のヒンジ角度がつかず、ハンドアップしたような状態でグリップしがちになってしまうのです。

ヘッドを目の高さまで持ち上げてグリップを定めるのがベスト

まずは、ヘッドを目の高さまで上げた状態で、グリップを決めるようにルーティン化してください。グリップを決めたら、そのまま前傾してソールする順番になります。ソールしてから握り直さないように注意しましょう。こうすれば、左手のヒンジ角はやや甲側に折れた形にセットされるので、テークバックで手のひら側に曲がっていく余地が生まれます。

フェースの開きが改善されれば、インサイドアウトから下ろせるようになるので、自ずと軌道も良くなってくるはずです。今回のレッスンを動画で振り返ってみましょう。

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