アウトサイドイン軌道が一瞬で改善できるケース
2022/04/29 13:00
フェースを開閉させることで自然とインサイドアウト軌道に
リストターンタイプの人がテークバックでフェースを開かないようにすると、インパクトで手が自然に返るぶん、球がつかまりすぎてしまいます。インサイドアウトに振りたいと思っても、トップでの胸の回転が浅く、左足に体重がかかるリバースピボットになりがちなので、どうしてもアウトサイドインでしか振れなくなってしまいます。これを嫌って、右へ逃がすように振ると、今度はスライスに悩まされることになるわけです。
リストターンタイプの人は、自然にフェースを開閉できるので、テークバックではフェースをシャットに保たない方が良いのです。ある程度、左腕を内旋させて、フェースを開きながら上げると、胸もしっかりと回ります。フェースの開きは自然に任せて、胸をしっかり回すことを優先しましょう。胸がしっかり回れば、おのずとインサイドアウト軌道になるものです。
ダウンスイングでは、インパクトの直前にフェースを返そうとしないこと。もっと手前で、インパクトの準備を整えることが肝心です。時計に見立てると、6時の位置にあるボールを意識するのではなく、手前の8時の位置にある仮想ボールを6時のボールに向かって打つイメージです。テークバックで開いたフェースを、空中にある8時の仮想ボールに向かって閉じていきましょう。
胸がしっかり回るようになっただけで、アウトサイドイン軌道は、すぐにインサイドアウト軌道になりました。ボールに合わせようとせず、仮想の8時の球へ向けてフェースを閉じていくことで、理想的なインパクトに近づけることができました。
それでは今回のレッスンを動画で見てみましょう。