サイエンスフィット レッスン

自然に球がつかまる“真のインサイドアウト軌道”とは

2022/06/30 13:00

ヘッドはオートマチックにターンするもの

テークバックで左手を押して右手を引くとシャフトが立ってくる

まず松岡さんが改善すべきことは、テークバックでのフェースの開閉を抑えて、シャフトをもう少し立てて上げることです。テークバックの初動で、左手を下げて右手を上に引く感じで上げてみましょう。そうすると、自然にコックが入りクラブが立ったテークバックになります。テークバックのシャフトラインが立ってくれば、ダウンスイングでそのラインよりも下から下りる余地が生まれます。

グリップがウィーク気味だと、テークバックでシャフトを立てにくい

ここで今一度グリップを見直してみましょう。松岡さんは、右手が被さるウィークグリップになっています。この状態だとクラブを立てる動きがしにくくなります。左手をストロング気味にして、右手を少し下から握るようにすれば、テークバックでシャフトを立てやすくなります。トップでも右手にクラブがしっかりと乗る感じになるはずです。

インパクト付近の軌道をしっかりと目で確認することも大切

練習をしましょう。インパクトゾーンを視界から外さないようにしながら、徐々にインサイドアウトになるよう調整していってください。そうすれば、自ずとテークバックのシャフトラインよりも、下からクラブが下りてくるようになります。前述した通り、ダウンスイングでシャフトを意識的に寝かせようとしてはいけません。

クラブの構造上、テークバックよりもダウンスイングのシャフトラインが低くなると、フェースは自動的にターンします。つまり、球をつかまえようとしなくても、勝手につかまります。しかし、その逆の場合はフェースがターンしないので、球をつかまえられなくなるものなのです。

では、今回のレッスンを動画で見てみましょう。

1 2