サイエンスフィット レッスン

ハンドファーストは右足で作る “すくい打ち”からの脱却

2023/06/30 11:00

ダウンブローで打つためには体のどこを意識すべき?

切り返しから手首の形をキープできれば自然とハンドファーストに

レッスンの目標は、アイアンのアッパーブローを改善して、ダウンブローを目指すこと。ダウンブローでボールに当てるには、ハンドファーストでインパクトすることが基本です。ハンドファーストと聞くと、意識的に手元を先行させればいいと思いがちですが、そうするとシャンクなどのミスが出てボールにうまく当たらないので改善できません。まずはハーフスイング以下の小さいスイングで、切り返しから手首の形をキープする意識で練習しましょう。

右足の内くるぶしを内側に倒す意識が肝心。右足内側の赤いボールを潰すイメージ

コックを解かず手首の形をキープしたままインパクトするといっても、実はそう簡単ではありません。小さなスイングではできても、フルショットになってくるとインパクトで左手首が甲側に折れてしまってうまくボールに当たらずミスも出てしまうなど、手元の意識だけではあまり思った通りにはなりません。そこで、意識を右足に向けます。トップからハーフウェイダウンに向かって、右足の内くるぶしを内側に倒すイメージでスイングしてみましょう。実は、この体重移動がコックの意識よりも重要なのです。

小さいスイングで練習するとアプローチやコントロールショットも上手くなる

まずは、小さいスイングでコックを解かないことを意識しながら切り返しで右足の内くるぶしを内側に倒し、インパクトまでその状態をキープして粘ります。その練習を重ねることで小さいスイングでのインパクトが改善するので、ショートアイアンやアプローチのコントロールショットの感覚が出てきます。フルスイングの練習ではコックを解かないという手元の意識はいったん忘れて、右足の動きだけに集中しましょう。まずは、小さいスイングから右足を使う感覚を覚えていくことが肝心。アイアンショットが全般的に改善するので、ぜひとも練習してみてください。

では最後に今回のレッスンを動画でおさらいしましょう。

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