サイエンスフィット レッスン

アマの4割がコレ!「フェースを閉じても直らないスライス」はどう直す?

2024/01/13 11:00

自分に合ったテークバックで振りやすさが激変

腕が回旋しないとトップで肩が十分に回りません

試しに、腕の回旋をしないでフェースを閉じたまま上げる場合と、腕を回旋してフェースを開きながら上げた場合を比較してみましょう。腕を回旋しないと、胸があまり回りませんよね。一方、腕を回旋させながら上げると、胸も自然に回っていくことが体感できるはずです。胸が自然に回ることで、クラブを下ろすスペースがグンと広がります。

ハーフウェイバックでクラブフェースが正面を向くように上げる

テークバックでフェースを開く最適な度合いは、ハーフウェイバックでフェースが正面を向く感じです(あるいはトウが真上を向く感じ)。左腕の回旋やフェースの開閉が必要なタイプだといっても、これを超えるほど大きく開いてしまわないように練習してください。やることはそれだけ。このハーフウェイバック以降は何も意識しなくて大丈夫です。そのまま上げていきましょう。

アドレス時のシャフトライン(黄線)に対して、レッスン後(写真右)はクラブヘッドがインサイドから下りてくるように

ハーフウェイバックで適度なフェースの開きをもたせたことで、ヘッド軌道は勝手にインサイドアウトへと変わっていきます。インサイドアウト軌道は意識的に行うものではなく、テークバックを整えることで自然にそうなるものなのです。レッスン後(写真右)を後方から見ると、アドレス時のシャフトラインよりもやや低いところからクラブが下りているのが分かります。インサイドアウト軌道に改善し、しっかりと球をつかまえられるようになりました。

それでは、今回のレッスンを動画でご覧ください。

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