サイエンスフィット レッスン

正しいコックでこんなに変わる!

2015/06/24 09:00

現代のクラブだと飛ばなくなる可能性も・・・

80台後半をキープしていただけあって、3年のブランクを感じさせないスイングですね。インパクトの瞬間のデータは、約1.2度のアッパブローで、約1.5度のアウトサイドイン。インサイドアウトが理想ですし、バックスピンが3500回転もあるのも気になるところ。2000回転くらいに抑えたいところです。

テークバックで気になるのは、シャフトラインよりも下にクラブが寝て上がっていることです。グリップのフェース向きは悪くありませんが、シャフトがこのように寝てしまうことでフェースが開き、外からクラブを下ろして掴まえるような、ループを描いています。インに上がってアウトから降りるループはダメ。やや外に上がってインから下り、フェースの開閉を抑えたスイングが、最近のプロの傾向です。というのも、現代のクラブは長尺化し、慣性モーメントが高く、クラブヘッドのターンを抑える形で進化しているからです。フェースを開いて戻す、今の平野さんの打ち方だと、もっと右に行って飛ばなくなってしまうと思いますよ。

シャフトラインより下に行く理由≫
1 2 3 4 5