サイエンスフィット レッスン

アタマを動かさないほど軸が乱れます

2016/10/13 08:30

ゴルフスイングで「アタマを動かさない」というアドバイスをよく耳にします。スイング軸をキープするためのアドバイスですが、実はアマチュアがこれを意識しすぎると、途端に体の回転が悪くなり、スイング軸が乱れてしまいます。テークバックで軸がターゲット方向に倒れるリバースピボットや、トップでのシャフトクロスを引き起こし、ショットが不安定になります。一体どうしてでしょうか?今回は、スイング軸を保つ秘訣をお教えします!

プロのスイングを正面からみると、アタマが動いていないように見えますが、実際は多くのプロがテークバックの時点から、アタマが動いていきます。正確に言うと、顔の面が体の回転とともに、動いているのです。一方、アタマを動かさないように意識しているアマチュアは、顔が正面を向いたままテークバックしがちです。これにより正しい軸回転ができなくなってしまうのです。

【今回の受講者のお悩み】
「ここ数年、トップの位置が安定しなくて悩んでいます。トップからダウンスイングにかけて、スイングがループする癖があるので、テークバックをコンパクトにしたり、アタマを動かさないようにと、いろいろと取り組んでいますが、コースではいつものスイングに戻ってしまいますし、なかなか自分では直せません。それと、胸が開いた状態でインパクトしていると指摘されたこともあり、これも直したいところですね」

竹下さん ゴルフ歴27年 ハンデ7 年25ラウンド

「オーバースイングだからコンパクトに振る」は逆効果≫
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