サイエンスフィット レッスン

100をコンスタントに切るためのスイング改善【1】

2016/11/17 08:30

テークバックでフェースが開くタイプです

グリップはむしろ強めのシャットなのに、オープンフェースのインパクトになってしまう理由は、テークバックでフェースが大きく開いているから、インパクトで戻せないのです。具体的には、スイングの始動からハーフバックに至る時点で、左手の甲が上を向くように腕が回ってしまっています。クラブが寝るように上がってしまい、スリークォーターくらいで、グリップエンドはボールと飛球線を結ぶラインの外側を指しています。一方、プロは常に右手が上をキープして、スリークォーター時点で、グリップエンドがボールの内側を指しています。(右写真は原江里菜プロ)

インサイドから下ろしたい、タメを作りたい、フォローで左肘を伸ばしたい、そんなスイング改善への思いがあるでしょうが、テークバックでフェースが大きく開いている限り、何をしようと徒労に終わります。タメを意識したり、インから下ろそうとすれば、フェースはもっと開くことになり、まともに当たらなくなります。ダウンスイングで外からクラブが降りてくるので、タメを早く開放し、フォローで左肘を引かない限り、うまく振れないのです。きっと、いつも腕が詰まった感じで、気持ちよく振り抜けない苛立ちがあるでしょう。100切りスイングのポイントは、フェースを開かせずに上げて、そのまま下ろすシンプルなスイングにすることなのです。

テークバックでは胸と腕を一体にして動かすべし≫
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