サイエンスフィット レッスン

タメようとしなくてもタマっちゃう法則【後編】

2017/11/23 11:30

前回は「バッグ叩き」で自然にタメができることを確認

タメは意識的に作るものではなく、勝手にタマるものです。それを分かりやすく示すために、前回は、ゴルフボールを打ったときのデータと、重いバッグを叩いたときのデータを比較しました。実際のボールではまったくなかったタメが、重いバッグを叩いたときには自然に生まれ、しかも、プロの理想的な数字に近づいたのです。もちろんバッグを叩く前に、一切のレッスンは行っていません。一体なぜでしょう?今回は、具体的なレッスンを交えつつ、自然にタメを生むための核心に迫ります!

手首のリリースを遅らせる意識だけでは上手くいかない

自分が求める動作を、そのポイントだけ意識して改善しようとすると、なかなか思うようにはいかず、大きく遠回りしたり、最悪の場合、求めるものとは真逆の結果を招きがちです。その好例の1つが、タメを作ることです。飛ばしたいから、タメたいわけですが、意識的にタメようとするほど、弾道が安定しなくなります。巷では、飛びか方向性か二者択一のように言われていますが、この記事が、飛んで曲がらないスイングのヒントとなれば幸いです!

受講者の悩み

「ボールを打ったときと、重いバッグを打ったときの、明らかなデータの違いに驚きました。自分では、特に何かを意識したわけではないからです。それなのに、どうしてこんなにデータが良くなったのか、どうすればバッグを打つように、ボールをインパクトできるのか、興味津々です!」(澁谷さん ゴルフ歴3年 平均スコア90台)

バッグを叩くときとの歴然とした違い≫
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