ショートアイアンがまったく飛ばない理由【前編】
2018/08/23 17:00
上級者らしいスイングができています
サイエンスフィットの計測システムで、多くのアマチュアのデータを分析してわかったことは、100切り、90切り、80切りと各レベルに応じて、それぞれの壁があるということです。廣田さんは、100切りの壁であるオープンフェースインパクトや90切りの壁となるリバーススイングといったものは見受けられません。ただし、アイアンのヘッド挙動を見ると、やはりロフトが大きく寝ていることが気になりますね。
ドライバーのヘッド挙動分析では、オープンフェースインパクトの人が陥るアウトサイド・イン(ヘッドが外から下りてインパクトすること)軌道にはなっておらず、しっかりとインサイド・アタックができています。当然、テークバックでも適切なフェースの開きにとどまっています。ドライバーのアッパー軌道に対して、アイアンがダウンブローになっていることもプロと同様です。