サイエンスフィット レッスン

大きな難関!手首のフリップを改善(スイングレベル3 前編)

2019/01/29 17:00
一見、とてもパワフルなスイングに見えますが…

スイングレベル3は、レベル1レベル2の土台がしっかりとできていれば、自然にできてしまう人もいます。しかし、その土台ができていないまま、ずっと小手先だけで球をつかまえようとしていた方は、悪いクセが染み付き、抜け出すのが非常に難しい部分でもあります。多くのアマチュアに立ちはだかる大きな壁なのです。具体的には、左手首が甲側に折れてしまうインパクトのことで、これをフリップといいます。プロはインパクトで、左手首が手のひら側に折れ、アマチュアとは真逆の動きをするのです。

腕が先行するスイングになっている?

結論から言ってしまうと、インパクト周辺で意識的に、手首を手のひら側に折ろうとしても、絶対にうまくできません。まず、それを肝に銘じておきましょう。では、何を改善すべきなのでしょうか?それは、ダウンスイングでの体の各部が動き出す順番を整えることにあります。これによって、意識せずとも自然にタメが生まれ、自然に左手首が手のひら側に折れたインパクトを迎えることができるのです。前編・後編にわたって、そのメカニズムやさまざまな練習法について、じっくりご紹介しましょう!

受講者の悩み

「アイアンはそこそこ飛ぶのですが、ドライバーが全然飛ばないのが悩みです。左に打ち出してしまうことが多いのも悩みの一つですね。ダフリのミスも多いですね。特に、スイングで気になるのは、インパクト以降で、足が浮いて滑ってしまう感じがあることです。浮かないように踏ん張ろうと意識してはいるのですが…」(澁谷さん 平均スコア90台後半)

飛ばないのが不思議なくらいスイングの基本はできています≫
1 2 3 4 5