サイエンスフィット レッスン

ハーフダウンを磨いてプロのスイングへ!(スイングレベル4 前編)

2019/02/14 11:00

モーションキャプチャーで問題発覚!

トップ以降のお尻の前後の動きが、プロとは正反対

ヘッド挙動やシャフト挙動のデータ、動画などの初見では、何の問題もないのですが、モーションキャプチャーでお尻の動きを見ると、菱沼さんの問題が克明に浮かび上がってきます。プロはトップからインパクトにかけて、後方から見たお尻の位置が後ろに移動し続けている(グラフの青線)のに対して、菱沼さんはトップ以降、逆にお尻が前に出る動き(赤線)になっています。

トップ以降、お尻が前に出るのがレベル4の壁の正体

プロは、トップからインパクトにかけて、左のお尻が後方に移動することにより、骨盤がその場でクルッと回転します。一方、菱沼さんは左のお尻の動きが悪く、プッシュアウトとチーピンが交互に出る多くの上級者が陥りがちな腰の動きになっています。それでも、しっかり球が捕まっているのは、左腕の外旋ができているからです。ほとんどの場合、左腕が戻らない上に、左のお尻が前に出るので、球がつかまらずプッシュアウトになるものです。まさに、これがレベル4の壁なのです。

アプローチではまだフリップしています≫
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