あなたはどっち?2つのアームローテーション法(前編)
2019/04/18 17:00
ヘッド解析とシャフト解析の結果は良好
球をつかまえる取り組みに入る以前に、確認しておくべきは、ヘッド軌道です。インパクトの瞬間のデータで、ヘッドが外から進入しているアウトサイドイン軌道では、まだそこに取り組むべきではないからです。伊藤さんのドライバーは、インサイドアウトのアッパー軌道で、まったく問題ありませんね。
シャフト軌道解析では、テークバックでフェースがやや開いてしまう傾向が見られます。人によっては問題ないのですが、注目したいのはリストターン比率。この数値が、2つの球のつかまえ方の分かれ道になります。伊藤さんの場合、リストターン比率が低く、体の回転を主体にスイングしているため、インパクト付近で腕を返すようなつかまえ方は適していないと判断できます。トップでややフェースが開きすぎていて、左腕を返しているつもりでも、左腕の回旋がアドレス時と同じ角度に戻らないまま打っていることが動作解析からわかりました。