【WORLD】ショットを左にミスするのをやめよう by ハンク・ヘイニー
グリップをちょっと変えて、フックをなくそう
もしショットがフック気味だとしたら、まずラッキーだと思うべきだ。フックはすばらしいゴルフスイングへの道のりで最後の停車駅であり、安定したパワフルなショットを打つところまであと一歩のところまで来ているということになる。ただし、もう一歩進んでスクラッチプレーヤー、あるいはそれに近づくためには、ボールの飛び方に関する問題をやはり解決しなければならない。
右から左にボールを曲げすぎる(フック)プレーヤーの間で最も一般的な誤りは、まずストロンググリップにしていることである。写真に示すように、右手がターゲットから離れるように右に向かってそれ、クラブの下側に移動する。右手がこのポジションにあると、インパクトを通じて手を返しすぎる傾向がある。右の手のひらのポジションはほぼクラブフェースの再現となるため、この右手の回転がクラブフェースをクローズにしてしまう。ボールが左に曲がる理由もよくわかるはずだ。
右手のポジションを見なおそう
このフックを抑えて、コントロールの効くドローにするには、写真に示すように、右手をもっとニュートラルなポジションに矯正することだ。ターゲットに向かって回転させ、きちんとグリップした時に、左手の親指が見えないようにする。また、右の人差し指が、グリップ下で「銃の引きがね」のポジションになるようにして、スイングを通じてクラブを支える。指がグリップの回りを包みすぎている場合、トップでクラブが緩みがちになってしまう。
PHOTOGRAPHS BY / J.D. CUBAN
米国ゴルフダイジェスト社提携
Used by permission from the Golf DigestR and Golf WorldR. Copyrightc 2011 Golf Digest Publications. All rights reserved
■ ハンク・ヘイニー プロフィール
1955年、イリノイ州レイクフォレスト生まれ、シカゴ育ち。教えたツアープロは200人以上にのぼり、中でもマーク・オメーラとタイガー・ウッズのコーチを務めたことは特に有名。現在はサウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランドで、ハンク・ヘイニー・ジュニアゴルフアカデミーを運営している。