レッスン・練習
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【WORLD】しっかり打つための感覚をつかむ by デビッド・レッドベター

左手でリードするようにする

多くのアマチュアは、ボールを上げるためにクラブヘッドをボールの下に入れなければいけないと考えている。これは、インパクト時に右手で行うすくい上げる動作に見られる。芝が多いところにボールがある時は、このようなスイングで抜け出すことができるかもしれないが、芝の薄いようなタイトなライにある時は、右手の動きが大きすぎると、ダフったりトップしたりすることが多い。

そこで、ダウンスイング時には、右手ではなく左手に注意を向けてほしい。つまり、左手主導にして、インパクト時に左手首をわずかに曲げるのが理想的である。そうすると、シャフトを左に傾けてアイアンを打ち込み(写真左)、ボールの先にディボットを作ることができる。

ここでは、特別なグリップでスイングすることにより、左手主導を身につける練習方法を紹介する。グリップの構える場所は変わらないが、右手で握るシャフトの位置は下げて、2本の指で握る(写真右)。これで、インパクトまで振り抜くときに、クラブを右手で押すのではなく左手で引っ張る感覚が得られる。インパクトの時に右手が機能しはじめてボールを打つ力を出すが、そのレッスンは次の機会に行うことにしよう。

伝説のプレーヤーから学ぶ 『ターゲットに「目」を凝らす』

レイモンド・フロイドは、最もタフなプレーヤーの1人である。全盛期、フロイドはステディだが決して派手なボールを打つ人ではなく、ウェッジとパターの名手だった。フロイドの断然に優れた強さは、勝利への意志だった。メンタル面でゴルフに出るフロイドの最も顕著な特徴は、ターゲットをにらみつける視線であった。フロイドの代名詞でもあるその凝視は、狙うボールの着地点以外、何も思考に入れなかった。狙いを絞って気を散らさないようにするには、スイングする前にターゲットに「目」を凝らすことに集中するべきである。

PHOTOGRAPHS BY / J.D. CUBAN
米国ゴルフダイジェスト社提携
Used by permission from the Golf DigestR and Golf WorldR. Copyrightc 2011 Golf Digest Publications. All rights reserved

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デビッド・レッドベター プロフィール

米国ゴルフダイジェスト誌ティーチングプロであり、オーランド近郊のチャンピオンズゲートを拠点にしている。世界中で26のゴルフアカデミーを運営している。

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